天満堂へようこそ-3-

しばらく話を聞き、ここから出てもいいようになったらムーは自分の部屋につれていくといい、それに必要なものは届けてほしいとノアに頼んだ。

ガチャっと扉があき、ルーカスが帰ってきたのはいいが、結月の姿が見えない。

「結月なら寝てるぞ?」

「だろうね、もう出てもいいの?」

「あぁ、お前の部屋につれてくんだろ?」

「うん」

「そんなときに悪いんだが会社の方に行かないといけなくなった」

「え?」

「お前の印鑑がいるらしい。ネットにのせた瞬間から注文が殺到していて予約がすごいらしい」

「わかったよ」

そういい、ムーを抱いて部屋に行き、取り合えず自分のベッドに寝かせる。

「もし、良かったら僕がみていましょうか?」

そうフレッドが言ってくれる。