天満堂へようこそ-3-

男が入ってきて直ぐに大声で叫んでいたが、その隙に部屋からでて入ってきた裏口に向かい、道路に出るまで走り続けた。
後ろを振り向いても誰もいなかったので、そのまま走っていたときに、結月たちが反対の道路から出てきた。

「奏太!」

「え?あれ?もう見えてるの?」

「ムーか?」

「うん、何か差されててさ、どうしたらいいかわかんなかったからさ......」

「あの家か?」と指差され、そうだと言うと、全員結月の術で転移させられた。

「どこ?」

「屋敷の裏にある使用人宿舎の離れです」

「ちょっとまってよ、ユーリさん!ムー怪我してるんだよ?」

「だからこそです。我々がついたときには、物凄い魔力が放たれてましたから近付くのをやめたのです。少し落ち着いてその腕ももとに戻していただかないと」