天満堂へようこそ-3-

男が出ていって直ぐに術も解けてしまい、ムーにも見えるようになったのだろう。
こちらを見てクゥクゥと鳴く。

男が見ていたお腹を見ると、袋が取り付けられ、そこに血がたまっている。

「ノア、離れてて......」

「何を......」

「チーターか豹か知らないけどさ、力もあると思うんだよ」
そう言い、檻の柱を両手で握り力を込めて引っ張る。

ギシギシと音は鳴るが檻はかなり頑丈なようでびくともしない。

「ムー、今出してやるからな!」

そう言いさらに力を込めると、檻ごと壊れてしまった。

「奏太様足音が......」

「もう一回魔法かけれない?ムーも」

「わかりました。ただそれほどの時間は持たないと思いますので、静かに出ましょう」

「わかった。もうちょっとだけ我慢してくれ」といい、ムーを抱っこする。