天満堂へようこそ-3-

「じゃぁ俺も走るから」
そう言って門を出て右に曲がる。
車で見ただけだが、近くに公園があったはずだ。

小さな森のようになっている公園になっていて、遊具とは別に小さな池もある。
この環境はムーが好きそうだが、勝手にいなくなるなんて今まで無かったから何かおかしい。

「奏太様、犬が……」

「違う。ムーの匂いがしないし、匂いがない」

「あれ?こんなに敏感だったっけ?」

「ひとまずお気になさらず」

「だよな」

そう言い、公園を1回りするがみあたらない。

「まだ一時間もたってないよね?」

「はい。ですが、もう少し先までしか行けないかと」

「とにかく、この先の出口から出よう。回って家まで帰れば良いだろ?」

「はい」

そう言ってまた走りながら探すが、どこにも居らず、一旦家に帰る。