天満堂へようこそ-3-

「あの......お食事は?」

「いい。結月さんは作業部屋?」

「いや、敷地のど真ん中だ」

噴水がある庭だったと思いながらそこまで走っていく。

「来たか、敷地にはいないようだ。奏太、心当たり無いか?」

「いつも行ってたドッグランはここからかなり離れてるし、まだこの家から散歩になんて出てないからわかんないよ」

「そうか......ローズの家にでも遊びに行ったのかと聞いたんだが、行ってないそうだ」

「ムーって勝手に行くの?」

「チョコとゆう犬がいてな、仲良くなったらしい。昨日も遊んでたんだが」

「俺、近く探してくる。ムーは勝手に遠くなんていかないからさ」

「お供致します」

「あ、ルーカスさん。ムーの臭いって覚えてます?」

「あれだけ噛まれれば嫌でも覚える!俺はお前らの反対方向探す」

「一時間後に一度戻ってこいよ?」

「わかった。ノア、自転車乗れる?」

「いえ、走りますので大丈夫です」