天満堂へようこそ-3-

「夕飯食べられないといけないから、軽食でいっか」と2階へ降りていく。
案の定、どこでどう知ったのか、入ってすぐに休憩していた人達がざわめき出し、少し居心地が悪かったが、気にしていない振りをしてサンドイッチとコーヒーを頼む。

「今日は呼んだらみんな来てくれたけど……」

「副社長ともなれば、最優先事項ですので」

「そうなんだ。でもお昼はちゃんと食べたいからさ、決めた時間にして貰ってよ」

「わかりました」

「ここって天満の社員しか来ないの?」

「ビル内のテナントは使いませんね。いけない決まりはないのですが、これから増えるかも知れません」


「なんで?」

「副社長が若いと、玉の輿とゆうものを狙った女性が増えると書物で読みました」

「俺にその気ないから無駄なのに……」