パチンと指を鳴らすと、黒縁のメガネに変わった。
ユーリさんとはまた違う、切れ長の目だ。
「うん、カッコイイよ!ユーリさんとはあまり似てないのかな?」
「兄は母に似ております。防御などが得意でして、私は反対に攻撃の方を得意とします。我が家は代々王族を守護するものなので、基本得手不得手はあるものの、何でもできないと外には出してもらえません」
「じゃあ人間界初めてなんだ」
「訓練では何度か」
そっか、と言い、階段を登って1階に出る。
受付の先は特に何もなく、来客の応接間がほとんどだった。
「1階は殆どが部所ではなく、こちらで会議が開かれます。ほかの会社との打ち合わせなども。そうする事によって、社員が集中して仕事でき、お茶汲み等に時間を割かなくていいと、受付とは別に係がいます」
ユーリさんとはまた違う、切れ長の目だ。
「うん、カッコイイよ!ユーリさんとはあまり似てないのかな?」
「兄は母に似ております。防御などが得意でして、私は反対に攻撃の方を得意とします。我が家は代々王族を守護するものなので、基本得手不得手はあるものの、何でもできないと外には出してもらえません」
「じゃあ人間界初めてなんだ」
「訓練では何度か」
そっか、と言い、階段を登って1階に出る。
受付の先は特に何もなく、来客の応接間がほとんどだった。
「1階は殆どが部所ではなく、こちらで会議が開かれます。ほかの会社との打ち合わせなども。そうする事によって、社員が集中して仕事でき、お茶汲み等に時間を割かなくていいと、受付とは別に係がいます」



