天満堂へようこそ-3-

「奏太様はまだ覚醒しておりませんので、その時々に私がご指導させて頂きます」

「うん……」

気分を変えたくて社内を見たいと1階に降りていくと、まだ地下があると言うのでそこから見ていく。

トラックの出入りから、商品の搬入かなとわかる。

「おーい、そこのスーツ!ハンコくれ!」と言われた時は苦笑いだっが、新入社員にでも見えたのだろう。

「ノアさん、ノアって呼ぶからさ、その引っ詰め銀髪何とかならない?」

「これでは行けませんか?まだ短いので……」

「海外マフィアに見える……」

「しかしながら、髪はある程度魔力の篭ったもので切れないのです」

「え?ごめん知らなくて、じゃあそのサングラスからメガネに変えてよ」

「その程度でしたら。兄にこれが日本のスタイルだと教えられましたので」

「それ、からかわれたんだよ。会社ではしないから……」

「ではご命令を」

「えっと……
ノア、眼鏡にかえて……でいいのかな?」