天満堂へようこそ-3-

「ならいいんだけど、結局俺はどうしたらいいわけ?」

そう言い、中のカウンターを見て、コーラがあったので栓を開け飲む。

「姫様からの伝言です。副社長とは今は名ばかり。出勤は構いませんし、社内をを見て勉強するも良し。ですが、各界のことを学ぶことを優先にと」

「分かった……ルーカスさん来るんだよね?まだ時間ある?」

「はい。夕方と伺ってますので」

「寄って欲しいところがあるんだけど」

「では、お車を……」

「電車でいいよ……あ、でも目立つかな?」

「私ですか?ここは海外の方も多いので大丈夫ではないでしょうか」

「んじゃ行こっか!」

そう言い、ビルを後にして駅まで歩くが、流石に背の高い薄い銀髪をきっちりとオールバックにして後ろで一つに括り、黒系のスーツを着ているためか、少し怖い人と思われているのだろう、別の意味で目立つ。

それも俺の半歩後ろをピタッとくっついて歩いているのでみんなが避けていく。
これからは車にしてもらおうと心に決め、電車に乗り込む。