天満堂へようこそ-3-

戻ってすぐ、開発部の部長に主だったメンバーを集めて、8階の会議室に来るようにノアに伝えてもらい、書いた絵と資料をまとめて会議室へ向かう。

「お疲れ様です」と全員に頭を下げられるもののどうして良いか分からず、とにかく座ってよと、資料を配り、目を通してもらう。

失礼しますとお茶を運んできたのはかなり若い女性で、透き通る様な白い肌をしているので、こちらのものではないとすぐにわかった。

「慌てて書いたので雑になってしまったんですけど、イメージです。わからなかったら聞いてください。その、絵だけではわからないと思うので」

「資料もまだ概要だけですので後々まとめます。報告は私にお願い致します」

「あのー」と手を挙げたのは30少しすぎたくらいの女性だった。

「はい。何ですか?」

「私子供がまだ5歳なんですけど、このボウル、プラスチックに出来ませんか?」

「プラスチック?」

「割れにくい陶器のものがあるんですけど、そちらの方はプラスチックよりも倍高いので。小さい女の子は特にお手伝いがしたいと言いますので」

「そっか、そうだよね。うん、いいかも。普通のお皿に、各シリーズお子様用の食器もあればいいんじゃない?持ちてもいるかな?」

「うちで使ってるのは、安い百均のですが、スープなどは両サイドに小さい取っ手がついてます。でも嵩張るので……」

「あ、キャラクターのやつかな?あれは重ねられないけど、お茶碗とかなら上に載せれるよね?お皿とセットで片付けられたらどうかな?」

「たすかると思います。小さい子がいるうちはどうしても必要なものなので。ただ、良くお皿にメインとサラダ等の仕切りのあるお皿が使いにくくて。かと言って大人と同じようにもいかないので……」

「プラスチックのお子様セットにして、サラダはお味噌汁入れくらいの小さいボウルにしたらどうかな?」

「それなら使いやすいかも知れません」

「ノア」

「はい。すべてメモはとってますので」

「他には?」