天満堂へようこそ-3-

会議室へ行くと、10人の役員とルーカス、ニコルも揃っていて、すでにテレビは着いたままにしてあった。

「副社長もモデルデビューですな」

「はい?」

「これが届いたんだ。昨日の今日で一応見本だってさ。あとこれが商品」とカレーポットなどがテーブルに並んでいる。

ルーカスに渡されたのは昨日撮影したカタログ。
表に付箋が張ってあり『昨日はお疲れさまでした。見本となりますのでご確認ください。まさか副社長だなんて知らなかったからごめんねぇ』と書かれていたので。即刻取り外しノアに渡す。

「昨日?」

「やめて!傷口に塩を塗る発言な気がする!」

「ノア?」

「ルーカス様がお帰りになられた後__」と事細かに報告するのを聞いて吐き気さえ覚えてしまった。

ルーカスはのんきに笑っているがこちらはそれどころではない。

「毎月一回は会うんだよ?俺一人じゃ無理だし、ムーもいいなって言ってたからさ、一緒だと安心かもと思って」

「おばさまに囲まれるよりましだろ?」

「気持ちがわかった気がするんだけど」