天満堂へようこそ-3-

「俺、自分で出来るから……」

「姫様のお言いつけですので。会社の方にも運転手がおりますので、御用はこの者『ノア』に全てお申し付けください」

そう言って紹介されたのは、ユーリさんに何処と無く似た薄い銀髪を一つにきっちりと後ろで結んだ青年だった。

「王子、よろしくお願いします」と頭を下げられたので、奏太と読んでくれとお願いする。

「ノア、奏太様のお言いつけ通りにな?」

「分かっております」

「えっと……みんな幻界の人なの?」

「はい。みな、姫様の別宅の屋敷で働いていたものばかりですので、姫様の我儘や破天荒ぶりには慣れております」

「ノアさんも?」

「ノアとお呼びください。私はユーリ様にならって、勉強の日々で御座いました。今まで幻界での薬草などの注文は私が引き受け、ユーリ様にお渡ししたりしておりましたので……」

「あの、普通に話してもらった方が俺はわかりやすいかなー?って思うんだけど」と明るく言っては見たが、多分引き攣っていただろう。