天満堂へようこそ-3-

怒られてしまえ!とも思ったが、リアムの事もある程度聞けたし、新しい家に行けば環境も変わるだろうから、結月ももっと元気になるかもしれない。

「奏太、向こうの家に行ったらお前、王子扱いだからな?嫌なら使用人に自分から言え。小煩い爺がいるからそいつに」

「そんなにでかい家なの?」

「お前は知らんだろうが、ローズの屋敷の10分の1にもならん程度だ。あぁ、あの公園あったろ?あのくらいの広さかな?」

「想像が付かない……」

「このへんの家も立派な家が多いが、家だけなら10軒分はあるんじゃないか?私もよくわからん!」

「わからんて言われても」

「行けば分かる。ここの事務所はビルに移す。今の人外のヤツらの薬は今まで通り作るし、買取もやる。場所はビルの横にバーのように見立てた物を作ってある」

「なんでバー?」

「映画でカッコイイと思ったから意外に何がある?」

手で諦めたとジェスチャーし、明日早いからさっさと寝ておけと言われ、結月が戻った後に最後だと風呂に入り、綺麗に浴槽を洗ってから出る。