天満堂へようこそ-3-

「奏太様……奏太様起きてください」

「ん?あ、れ?」

「そろそろ準備していただかないと……」

「あー!寝過ごした?」

そういい時計を見ると8時30分を少し回ったところだった。

「もっと早く起こしてくれてもよかったのに」

「お疲れかと思いまして。10時にお客様が予約されていますので」

「分かった。顔洗ってくる」

洗面所へ行く途中のカレンダーを見ると、5月1日とカレンダーも変わっていた。
去年はまだ高校生でGWだと喜んでいたし、色々ありすぎてムーのお誕生日のお祝いもしていないなぁと思い、一先ず顔を洗って身だしなみを整える。
髪も短く切ったので櫛で梳かしたら終わりと楽なのもいい。

ムーの様子を見るとよく寝ていたので、そのまま荷物を持って一階へ降りていく。

朝食はご飯に味噌汁、だし巻き玉子に豆腐と鮭が焼いてある。

「ノアが点滴変えてくれたの?」

「はい。姫様が行く前に変えていくようにと」

「結月さん、昼からじゃないの?」

「早めに行くともう出られました。ルーカス様もバーの方へ行ってから社の方へ行くと」

「俺が最後か……」