天満堂へようこそ-3-

「なぁ、俺さ明日バーの方に行くからさ。なんかあれば呼べよ?」

「うん」

「ご飯もちゃんと食べないとダメだぞ?」

「うん、食べる。僕、早く遊びたいもん」

「そうだな。眠くなったら寝ろよ?寒くないか?」

「湯たんぽ熱いからいらない」

「じゃぁ一つだけ入れとくから」

キッチンへ行き湯を捨ててタオルの上に置いて水気を切って置く。
アイスコーヒーのパックがあったので、コップに入れて少し寛ぐ。

バタンと扉が開きノアが入ってくる。

「どうしたの?」

「いえ、あの、遅れてしまって……」

「いいよ。俺だって出来ることあるから」

「ですが…… 」

「いいのいいの」とソファに座らせ、グラスに紅茶を入れ持っていく。

「自分で……」

「たまにはいいじゃん。はい」

「ありがとうございます」

「こちらこそ、ムーの事有難う。俺1人だったら絶対に無理だった」

「いえ。私はなにも。元気になったら私も噛まれるのでしょうか?」

「どうだろ?今までルーカスさんばっかりだったから。なんで?」

「兄にお前もそのうち噛まれるからと言われたので」

「結月さんとムーの気分次第だけど、ムーは自分から噛むような子じゃないから大丈夫だよ」

「そうですね」