天満堂へようこそ-3-

「あのさ、この3ヶ月ずっとそれやってたわけ?俺たち心配してたのに」

「そりゃ、最初の一月はルーカスの治療があったから、惚けてもおれんさ。治療の間にルーカスとはかなり話した。この引越しのことも、店のことも、お前の事も。そして出した結論だし、これだけ長くいたんだから、何か手はないか考えもした……でも、答えは見つからなかった。落ち込まなかったと言ったら嘘になるがな」

「ごめん……」

「良いんだ。で、引越しなんだがお前、どうする?」

「分かった、俺も行くよ」

そうと決まれば……と、荷造りを始めさせられる。

このような時はとにかく仕事が早い。クローゼットの中の服、纏めたものは魔法で送られてしまい、大事なものだけ大き目のバッグに入れる。

「他のものどうするの?」

「消去魔法で一気に消すから大丈夫だ。今夜はここにいるか?あっちに行くか?」

「明日でいいよ。そのビルとかも見たいし、ユーリさん待たなくていいの?」

「幻界に飛ばしたのは、材料がそろそろ纏まってるはずだから、新しい家の作業場に繋がるように、もうしてある。問題は無いが、怒られるだろうな」