天満堂へようこそ-3-

そのまま声をかけ続け、少し弱々しいながらも脈が戻ってきて安心したのか眠ってしまった。

「ムーは?なんで俺寝ちゃったんだろう?」

「大丈夫だ。フレッドにも休んでもらってる。今は俺が見張り番だ。悪いと思ったがニコルも呼んだ。そこのキッチンで飯作らせてるから少し食ってこい」

「でも......」

「ムーが起きたとき、お前が倒れたら元も子もない。ムーにはお前の元気な姿見せてやれ」

「はい。ノアは?」

「今結月と薬の調合にいってる。ユーリは休憩だ。流石にあいつも働きすぎだからな」

キッチンへ行くと、ハムエッグにサラダとコーヒーにパンが焼かれておかれている。

「ごめんね、忙しいのに」

「あのバカ王子が私を頼るのは本当に困ったときです。その時は私も付き人としてちゃんとしますし、あんな顔見たことないですしね......これでも評価してるんですよ?魔界の人間はそれほど感情に左右されないので、王子も変わりました。皆さんのお陰です。食べられるだけでいいので食べてください。私に出来るのはこのぐらいのものなので」

「ありがとう」