天満堂へようこそ-3-

「そういえば温泉があるとか」

「うん。ここから出られるよ?」

「ビニール袋にムーさんをいれていただけますか?体が濡れないように」

「何するの?」

「温泉は保温効果が高いですし、今は湯タンポをいれたばかりでまだ寒いと思うのです。布団が暖まるまで温泉につけて芯から暖めましょう」

「お、俺がいれる!」

そういって服を脱ぎ、腰にタオルを巻いて、ビニールで包まれたムーを抱き温泉にはいる。

撫でながら、ムーをさすり、大丈夫だからと何度も声をかける。

「なぁ、ムー聞こえてる?また美味しいおやつ食べよう?それで散歩にいい公園見つけたんだ。そこにも遊びに行こうよ。きっと気に入るよ?小さな池もあってさ、ムー好きだろ?あ、ドッグランも行こうよ!また走り回れるからさ」

そう言っていてもムーの舌はダラリと口から垂れ、明らかに息をしていない。

「ノア......フレッドさん......ムーが......」

「抱いててください。このまま奏太さんの血を直接いれます。幻界の血がいるのでノアさん......」

「構いません採ってください」

すぐにとった血をムーに注射し、体を暖めながら心臓マッサージをする。