天満堂へようこそ-3-

「今からだが、客は後一人だけだ。ムーは心配だろうから帰るか?」

「いいの?」

「爺が見てはいるだろうが、お前の方がいいだろう。帰りにフレッドのところに寄ってムーの診察頼んでこい」

「うん、ありがとう。今から言っても良い?」

「あぁ、明日はここ任せるからな!」

「わかった、ニコルさんご馳走さま!また作ってね!ノア、行こう」

それだけ言うと車が来る時間さえも待ち通しく、ローズの家に寄りフレッドを連れて自宅に向かう。

ただいまと言いながらも部屋へ急ぎ、ベッドで寝ているムーに近付く。

「お帰りなさいませ。今連絡をしようと......」

「ムーは?」

「また呼吸が浅くなり、姫様に連絡をと思っていたところでして......」

「フレッドさん!」

「すぐに見ます。すみませんが、熱湯をいただけませんか?洗面器に二つ分ほど」

「すぐにご用意致します」