「ち、違いますよ?私がモデルなんてしてるわけないじゃないですか‥‥」

「ふぅーん?でも、これ見ちゃったし。」

三上くんが1冊の手帳のようなものをヒラヒラとさせていた。それは‥‥

「わ、私のスケジュール帳!?」

「朝山さんがスマホ蹴り飛ばした瞬間に落ちたから拾ったんだよ。まさか、ぎっしりモデル業の仕事書いてあるとはね」

そう、自分は授業中にこっそりスケジュールを書いていた。先生にバレないようにノートの隅っこに置いて‥‥

「全部見たんですか‥‥?」

「うん。弱みを握るのは大切だからね。俺って悪魔っしょ(笑)」

もう、悪魔を通り越して魔王ですよ‥‥

「そんな隠し事がばれちゃった朝山さんに朗報〜」

「はい‥‥?」



「俺と契約しようよ。」