てかキャバ嬢なんて年齢的にアウトでしょ!




未来はボケて満足したのか笑いながら雑誌を返してきた。




「…尋人さんに相談してみたら?
もしかしたら、求人情報知ってるかもしれないし」


「あ、その手があったか」




尋人さんといえば人生相談の窓口をしてるだけあって、顔が広い。




もしかしたら人手が足りなくて、なんて相談とか聞いてるかもしれない。




というか、




「…未来、ラヴに行きたいだけじゃないの?」


「ばっ!違うから!何笑ってんのよ!」




照れてる未来可愛い。
初々しい感じがまた可愛い。




放課後。
今日は部活が休みだけど、自主練をしていくというテツに先に帰ると伝えて喫茶店、ラヴに未来と向かう。




「別に、澪ちゃんいなくたって寂しくないんだからね!」




なんて頬を膨らませて拗ねられたけど、「寂しくないならいいよ、練習頑張って」とアッサリ対応して兼田先輩にあとはお願いした。




「澪ちゃーん、嘘だから戻ってきてー」とか言われてたけどスルーした。