「すいません」
運営本部にいる先生たちに話しかける。
「あれ。やしな。どうした?」
部活の顧問、大口先生。
おおぐっちゃんがそう言ってきた。
「おおぐっちゃん。指輪なくしちゃって。届いてないかなって思って」
「指輪ー?ちょっと待ってー」
おおぐっちゃんは、落し物の入っていると思われる箱を見に行く。
その間もあたしはひたすら祈った。
祈って祈って祈りまくる。
あるかもしれない。
だれかが届けてくれているのかもしれない。
「残念だけど…」
おおぐっちゃんが申し訳なさそうにそう言った。
「そっか。ありがとうございます」
あたしは運営本部をあとにした。
この指輪だけは絶対に
何があったってなくしたくないのに。
どうしてあたしの手からいなくなっちゃうの?
運営本部にいる先生たちに話しかける。
「あれ。やしな。どうした?」
部活の顧問、大口先生。
おおぐっちゃんがそう言ってきた。
「おおぐっちゃん。指輪なくしちゃって。届いてないかなって思って」
「指輪ー?ちょっと待ってー」
おおぐっちゃんは、落し物の入っていると思われる箱を見に行く。
その間もあたしはひたすら祈った。
祈って祈って祈りまくる。
あるかもしれない。
だれかが届けてくれているのかもしれない。
「残念だけど…」
おおぐっちゃんが申し訳なさそうにそう言った。
「そっか。ありがとうございます」
あたしは運営本部をあとにした。
この指輪だけは絶対に
何があったってなくしたくないのに。
どうしてあたしの手からいなくなっちゃうの?



