「文化祭の役員で一緒」


柴田が答える。


「ああ!よくさぼる柴田くんだ!」


光が突然そう声をあげる。


「なんすか、先輩。その言い草」


柴田があたしの頭を叩く。


「だって本当のことじゃん!」

「ってか、ねーちゃんと光ちゃんも高飛び?」

「うん」

「俺らも。行こうぜ!」


みんな目的地が同じだったらしく、再び通路を歩き出だす。


「やしな!」


降りようとした階段から丈が登ってくる。


「丈!」


丈に駆け寄る。


「これから?」

「うん!」

「てか、かわいい後輩にもきづいてくださいよー」


祐樹がふくれっ面になる。


「ばーか」


丈が祐樹の頭を叩く。