「やしなちゃんすごい丈くんに思われてるんだね」

「そうなのかな」

「やしなちゃんを傷つけたらただじゃおかなあって言われちゃった」


篠原さんさんの言葉に
あたしの胸は反応する。


やっぱり忘れるなんて無理で。
丈のことが大好きなんだ。


「篠原さん押しててくれてありがとう!」


あたしは元気に言って立ち上がる。


「やっとやしな元気になった!」


光が嬉しそうなえがおになる。


「ごめんね。心配かけて」

「やしなの心配ならいくらでもするよ」


まちゃがあたしを抱きしめる。


「で、また付き合うんでしょ?」


光の質問には首を振る。


「なんで!?」


まちゃが驚きの声をあげる。


「いいの。付き合うだけがすべてじゃないし。時期が来ればまた付き合えるよ」