* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
それから。
あの変なヤツが神社にでてきてから三日たった。
それでもヤツはまだお賽銭箱の所にずっといる。
掃除とお賽銭回収するときに追い出してやる!
だって、変なヤツにいすわられていたら、たまったものじゃない!
ヤツの前に仁王立ち。
「あの、ちょっといいですか?」
自分に話しかけてるとは思ってないのだろう。
そのまま無視された。
「あの、ちょっといいですか?」
キョロキョロしてる。
他の人に話しかけていると思っているのだろう。
「あなたですけど。」
「…………えっ、俺?」
「あんたしかいないだろ。」
「えっ、俺のこと見えるの?」
「だから話しかけてるんじゃないの!」
「そーかそーか俺のことが見えるの
かー!で、ご用件は?」
こっちは真面目に行ってるのにえらくマイペース……。
よし、言ってやる!
「ずっとうちの神社にいすわられても困るんですけど!ということで、出ていっていただけませんか?」
「えー、そんなつれないこというなよ~!それに、うちのって言うけど、ここの神社の巫女さんは嬢ちゃんじゃないだろ、嘘は泥棒の始まりだぞぉ~!」
ケラケラ笑ってまるで相手にもされない。
「一応私、五日くらい前にここの巫女になったんですけど。」
「だから、嘘は泥棒の始まりって…………えっ、ほんとに?」
「本当に。」
「え、じゃ前の巫女さんは?」
「は?」
あ~……。お母さんのことか。
「母のことですか?」
「アイツお前の母ちゃんなのか?」
「ええ、まあ。」
「じゃあ、アイツもうここ来ないの?」
「そうですね、海外行っちゃいましたし?」
「ふーん、嬢ちゃんが新しい巫女さんってことかぁ……。ふーん、そっかそっかぁ~。巫女、巫女ねぇ~……。」
ずっとそっかそっか、そうなのか、うんうんとか一人言を呟いている。
とにかく!
「出ていってください!」
出てくよ~、と渋々ながらもわかってくれたみたい。
「じゃあな!嬢ちゃん!」
ウインクをしてヤツは去っていった。
……あのウインクどこかで見たことあるような……?
でもやっと帰ってくれたよ。もう来ないことを願おう……。
少しため息をつく。
しかし……。
このときから、私の運命は既に動き始めていた……。
それから。
あの変なヤツが神社にでてきてから三日たった。
それでもヤツはまだお賽銭箱の所にずっといる。
掃除とお賽銭回収するときに追い出してやる!
だって、変なヤツにいすわられていたら、たまったものじゃない!
ヤツの前に仁王立ち。
「あの、ちょっといいですか?」
自分に話しかけてるとは思ってないのだろう。
そのまま無視された。
「あの、ちょっといいですか?」
キョロキョロしてる。
他の人に話しかけていると思っているのだろう。
「あなたですけど。」
「…………えっ、俺?」
「あんたしかいないだろ。」
「えっ、俺のこと見えるの?」
「だから話しかけてるんじゃないの!」
「そーかそーか俺のことが見えるの
かー!で、ご用件は?」
こっちは真面目に行ってるのにえらくマイペース……。
よし、言ってやる!
「ずっとうちの神社にいすわられても困るんですけど!ということで、出ていっていただけませんか?」
「えー、そんなつれないこというなよ~!それに、うちのって言うけど、ここの神社の巫女さんは嬢ちゃんじゃないだろ、嘘は泥棒の始まりだぞぉ~!」
ケラケラ笑ってまるで相手にもされない。
「一応私、五日くらい前にここの巫女になったんですけど。」
「だから、嘘は泥棒の始まりって…………えっ、ほんとに?」
「本当に。」
「え、じゃ前の巫女さんは?」
「は?」
あ~……。お母さんのことか。
「母のことですか?」
「アイツお前の母ちゃんなのか?」
「ええ、まあ。」
「じゃあ、アイツもうここ来ないの?」
「そうですね、海外行っちゃいましたし?」
「ふーん、嬢ちゃんが新しい巫女さんってことかぁ……。ふーん、そっかそっかぁ~。巫女、巫女ねぇ~……。」
ずっとそっかそっか、そうなのか、うんうんとか一人言を呟いている。
とにかく!
「出ていってください!」
出てくよ~、と渋々ながらもわかってくれたみたい。
「じゃあな!嬢ちゃん!」
ウインクをしてヤツは去っていった。
……あのウインクどこかで見たことあるような……?
でもやっと帰ってくれたよ。もう来ないことを願おう……。
少しため息をつく。
しかし……。
このときから、私の運命は既に動き始めていた……。