桜子が教えてくれた、【サラ】の秘密。
【サラ】に協力して貰えば、小春の世界はもっと広がるかもしれない。
そう思った僕は、居ても立ってもいられず、その足で小春の家に向かった。
桜子が案内してくれて、小春のお母さんに『小春の味方』と紹介してくれた。
小春のお母さんは、優しく迎え入れてくれた。
桜子には、本当に頭があがらないな…。
小春は、おつかいを頼まれたらしく、不在だった。
ちょうど良かったかも…。
お母さんに、小春の部屋へ通される。
「はい、どうぞ」
「えっ、流石にそれは…」
僕は、慌てた。
年頃の女の子の部屋に、いくら母親の許可が下りたとはいえ、本人に無断で入るなんて…。
しかも、小春にとっては、さっきちょっと関わったくらいの男の子。
そして何より…好きな女の子の部屋に1人で入るなんて…。
僕だって、これでも一応、年頃の男なんだし…。
「大丈夫よ、ここは小春だけの部屋じゃないから」
小春のお母さんは、僕が顔を赤くして躊躇っているのを察して、明るい声で言う。
あ、小春の淡い栗毛色の髪は、母親譲りなんだな…
【サラ】に協力して貰えば、小春の世界はもっと広がるかもしれない。
そう思った僕は、居ても立ってもいられず、その足で小春の家に向かった。
桜子が案内してくれて、小春のお母さんに『小春の味方』と紹介してくれた。
小春のお母さんは、優しく迎え入れてくれた。
桜子には、本当に頭があがらないな…。
小春は、おつかいを頼まれたらしく、不在だった。
ちょうど良かったかも…。
お母さんに、小春の部屋へ通される。
「はい、どうぞ」
「えっ、流石にそれは…」
僕は、慌てた。
年頃の女の子の部屋に、いくら母親の許可が下りたとはいえ、本人に無断で入るなんて…。
しかも、小春にとっては、さっきちょっと関わったくらいの男の子。
そして何より…好きな女の子の部屋に1人で入るなんて…。
僕だって、これでも一応、年頃の男なんだし…。
「大丈夫よ、ここは小春だけの部屋じゃないから」
小春のお母さんは、僕が顔を赤くして躊躇っているのを察して、明るい声で言う。
あ、小春の淡い栗毛色の髪は、母親譲りなんだな…