今日も小春は学校に来ない。
こんな時に限って、雪兄ぃは数日間の出張。
従兄弟権限。
プライベートの電話番号もメアドも知ってる。
緊急事態だからと思ったけど…。
それを使っていいか分からなくて悩んだ。
学校で起こった事は、私も一生徒として『塚原先生』に頼まなきゃいけない気がして…。
今日、戻ってくるとは言ってたけど。
気が重たい理由は、もう一つ。
「俺、沙羅にふられちゃった」
冬島先輩が言った。
「…沙羅から聞きました」
「そっかぁ」
「先輩、あの…」
「そんな顔しないでよ」
先輩の方が心配そうな顔してる。
私、どんな顔してるんだろう…。
「植木さんは優しいね」
「え…?」
ますます、自分がどんな顔をしてるのか分からない。
「違うんです、私は…」
何が、どう違って、私は、何を言いたいんだろう。
こんな時に限って、雪兄ぃは数日間の出張。
従兄弟権限。
プライベートの電話番号もメアドも知ってる。
緊急事態だからと思ったけど…。
それを使っていいか分からなくて悩んだ。
学校で起こった事は、私も一生徒として『塚原先生』に頼まなきゃいけない気がして…。
今日、戻ってくるとは言ってたけど。
気が重たい理由は、もう一つ。
「俺、沙羅にふられちゃった」
冬島先輩が言った。
「…沙羅から聞きました」
「そっかぁ」
「先輩、あの…」
「そんな顔しないでよ」
先輩の方が心配そうな顔してる。
私、どんな顔してるんだろう…。
「植木さんは優しいね」
「え…?」
ますます、自分がどんな顔をしてるのか分からない。
「違うんです、私は…」
何が、どう違って、私は、何を言いたいんだろう。