君の声が、僕を呼ぶまで

本当に他愛も無い話で、退屈な夜に少しだけ、彩りを添える。

でも、今日は特に、目に焼き付いて消える事のない光景が、鮮やかに蘇った。



そう、あれは桜の花びらが、風で舞い上がっていた、去年の入学式の事。