君の声が、僕を呼ぶまで

「おはよーございます」

少し遅れて、雪人先生が来た。


「あ、雪人先生、おっはよーございます!」

「どしたの、山崎さん、ニヤニヤしちゃって」

「ふっふーん、華は雪人先生の秘密を手に入れた!」

「え、え、何それ?」

「教えない!」

華ちゃん、すごく楽しそう。


「気になるなぁ…小春ちゃん、何か知らない? ん、あれ?」

私の方を見た雪人先生は、ふと不思議そうな顔をした。

「小春ちゃんは、嬉しそうな顔してるね。何か良い事あった?」


…え?

慌てて顔を両手で覆う。

頬が、ちょっと熱を帯びてる気がする。

…さっきのワクワクが顔に出てたのかなぁ…


「ん、今日も一日、頑張ろうね」

そう言って柔らかく笑った笑顔は、ほんとだ、桜子ちゃんと少しだけ目元が似ている気がした。