オオカミスイッチ 【完結】

何も考えずに歩いていたら
大希のバイト先に来てしまった。
待ち合わせは7時なのに
まだ4時すぎ。

どうしたらいいのか
ぼーっと突っ立っていると、
ホウキとちりとりを持った大希が出てきた。

「おっ?」

『・・・・』

「ど、どしたっ?!」

大希の顔をみたら
じわーっと涙が出てきた。
ガマンしてた涙は
もう、止められない。