~その頃の理事長室~


一樹「参ったな。」


拓也「輝龍の1人が赤点で2人がラインぎりぎり。」


一樹「最近、華蓮が明るくなった気がするんだ。拓也もそうだろ?」


拓也「おう。」


一樹「それは輝龍のおかげじゃないかと思う。まだ華蓮は昔みたいな、心からの笑顔じゃない。でも、最近は笑うことすらしなかった華蓮が少しずつだけども笑顔になってる。」


拓也「あの事件さえなければっ華蓮は今も変わらず心から笑っていてくれた...」


一樹「拓也、起きてしまったことはもう戻せない。今お前が悔やんでたら華蓮が心配するだろ?」


拓也「っ!そうだな...」


一樹「話を戻すが、夏休みに輝龍の奴らと遊んできてもらいたいんだ。だから3人は補習はなしにする。今回だけな。」


拓也「分かった。それが華蓮にとってプラスになるといいな。」


一樹「そうだな。」


~end~