~闇を抱えた最強総長~

~華蓮side~



今は破鬼〈ハキ〉の倉庫前にいる。



みるからに倉庫が汚い。



中もどうせ薬の匂いが充満しているんだろう。



この中に“あいつ”がいると思うだけで吐き気がする。



でもこの扉を開けるしか手段はないんだ。



__ガラッ



華蓮「、」



思った以上に臭い。



「お前誰だぁ!」



こいつも薬やってんな。



“あいつ”の名前を出せば分かるか?



華蓮「...鬼島郁人。」



「っ!?き、鬼島様は奥の部屋でお待ちです!」



…ここは族だよな?



なんか違和感がある。



下っ端も“あいつ”に怯えてるのか。



華蓮「…」



まぁ今はどうでもいい。



無言で奥の部屋へと足を進める。



ガチャッ



部屋の中は綺麗だった。



渡邉「…お待ちしておりました、華蓮様。」



華蓮「渡邉...。」



渡邉「覚えていてくださったのですか。鬼島様はこちらです。」