それからはあっという間で、抵抗する暇もなくあたしはあっさりと和希に奪われた。 たぶん抵抗する気もなかったけど。 そこに愛なんてなかった。 ただお互いがすがり付いていないといけなかった。 苦しさを何かで紛らわせるのに必死だった。 和希もそれは同じだったと思う。 そうしてあたし達の体だけの関係が始まった。