「…紫月は、俺のことを外見とか噂で判断したりしないから。すごく安心してる自分がいる」


「初対面の時とは随分人が変わったようなこと言うんですね、理央」


そう言われて、少しビクッとする。


正直、初めて紫月と喋った時と今では随分印象が変わっていて、と言うか、確実に紫月のことをもっと知りたいと言う気持ちになっているから人が変わったようなセリフを吐いてしまうのは仕方がない。



「うるさいよ。俺だって紫月のこと無愛想で可愛げのないガリ勉メガネブスだと思ってたし」


「今のでマイナス100です」