*弟と彼女*


"僕の彼女"


俺の思考は一旦停止する。


………。


え!!


「僕の彼女!?何!?瑛心、彼女いたの!?」



「……、兄ちゃん、うるさい。
もう高校生なんだから、いても普通でしょ。兄ちゃんがいないのが変なんだからね…」


瑛心は、こちらを見ずに階段を上りながら、答える。



兄ちゃん、聞いてないんですけど。


そんな兄弟でのやりとりの間、長倉さんはずっと瑛心と俺を交互に見ては笑っていた。