「え、カップ麺って冷蔵庫に入れないの?」
「えっと……」
これって、棗くんの冗談だよね。
あんまり面白く……は無いけど、反応しないのも変だし……。
「お、面白い冗談だね!!」
「えっと……冗談じゃ無いんだけど……」
「ええっ!?」
じゃあ、本当にカップ麺は冷蔵庫に入れるものだと思ってたの!?
こんなに乾燥してるのに!?
売り場でも冷蔵庫には入れてなかったはずだけど……。
それに、もう一つ気になることがある。
「カップ麺だらけだけど、料理は……?」
「いや、料理は壊滅的なんだ……」
「じゃあ、ずっとカップ麺暮らしなの!?」
頷く棗くんに驚愕する私。
それに、流しにも食べたカップ麺のゴミが溜まって悲惨なことになっていた。
体に悪すぎる……棗くん、生活能力なさすぎだ。


