「で、でもね。うち、木嶋くんとの待ち合わせに遅刻したくないから…少しでも木嶋くんと長くいたいから… も、もし木嶋くんが早くきたらその分長くいれるってゆーか…」 もじもじと耳を赤くしながら話す紗彩。 「はぁ?」 「ご、ごめんね!べ、別に木嶋くんが来るのが遅いとかそーゆーことじゃないの!…明日からは、8時に着くようにするね…」 紗彩は、僕の返答にビビったのか、 萎縮したように肩をすぼめて、 スカートの裾をぎゅっと掴んでいた。