宏喜『か、奏っ!!!』


なーにーさー!!?
どうせ下の方だろ……。


一期『奏チャン!!!顔上げて見て、ほら!!!』


「もう何なんだよ!!!」


しつこく呼びかける一期達に文句を言おうと顔をあげた。


一期『「何なんだよ!!!」じゃないよ!!!
見て、あそこ!!!』


そう一期が指差す先を追うと……


「………え?」


【 四位 松添 奏 】


と書いてあった。


「え、え、え?」


一期『奏チャン、凄ーい!!!』


宏喜『マジですげぇじゃん!!!
やったな、奏っ!!!
頑張ったからご褒美にハグしてあげる~!!!
ハグ~ww!!!』


一期『あ、僕もっ!!!』


―――ギューッ。


いつもならすぐにこの引っ付き虫2匹を引き離すが、今のあたしにはそんな余裕はない。


「え……マジ?」


認『マジだよ(ニコ)。』


認に微笑みから沸々と現実味が沸き上がり、どんどん喜びが込み上げてきた。


「ぃやったーーーー!!!!!」


あたしが【4位】!!?
下からじゃなくて上から【4位】!!?

思わず抱きついている宏喜の頬をおもいっきりつねる。


宏喜『いってぇーーーーー!!!!!
ちょ、なんでつねるんだよ!!!??』


だって自分の頬つねるとか痛いし。←

信じらんねーけど…夢みたいだけど……
現実だっ!!!!!




「………つーかいい加減、離れろーーー!!!!!!」


宏喜・一期『えーーーっ!!!!!!????』



何はともあれ、無事楽しい夏休み突入ですっ!