『さぁさぁ奏。
いや奏ちゃんw
今からママと《女の子》についてお勉強しましょ♪』


ズルズルお袋に引っ張られ、奥の部屋に連行される俺。
拒否する元気もなく……。

その後、ずっとお袋に《女》についていろいろ教えられた。


最近、血が出てくるようになって焦っていたものは、《生理》と言う《女》が必ずなるもので。

しかも《男》には必ずあるものが、俺にはなくて。

だんだん聞いていくにつれ、思い当たることが多々あり
不覚にも

【俺は《女》なんだ。】

と感じてしまった。