「ちがうし。」


宏喜『照れなくても大丈夫。
俺、口は堅いから!!!』


だから違うって!!!!!

つーかお前、超口軽そうだし!!!


宏喜『やっぱ告白は直せ―――』



―――グイッ。


認『帰んぞ。』


宏喜『ちょ、まだ話終わってないしー!!!』


認『もう聞き飽きた。』


宏喜の首の後ろ辺りを掴んで、ズルズル宏喜を引っ張ってドアの方へ進んで行く認。


ギャーギャー騒ぐ宏喜を引っ張りながら、教室を出る直前、認がこっちを向いて言った。



認『がんばれ。』




……ちっ。お見通しかよ。



でもまぁ………







ありがとな。