「俺は大丈夫。咲希は?」 え?私? 「私も大丈夫だよ」 ……心配、してくれたんだ。 変なの。 普段はあんなに意地悪なのに。 こんなときだけ優しいなんてズルいよ。 そう思っていると、また尚が口を開く。 「あ、そうだ。くじの番号は?」 と、思い出したように聞く。 「私?6番だよ」 そう言った途端、尚の表情が変わったような気がした。 なんとなく目が輝いて見える。 どうしたんだろう? 「やった……!」 なんだか喜んでる? なんでだろう? 私にはよくわからない。