朧咲夜ー真相ー【完】



と言うか、バカな弟に巻き込まれて事件に対応、以外で疲れたところも見たことがないので、うん。やっぱり咲桜は貴重な人材。


「家、行ってきたんだって?」


「ん? あ、ああ……」
 

流夜が虚ろな目で顔だけ向けて来た。


吹雪は机に頬杖をついて斜めに流夜を見る。


「どう思ったの? とかは聞かないから安心してよ。僕だって殺された祖父母がいて育った身だ。

……あれだけ猟奇的に殺されたこと、感傷には痛み入るけど、逢うことのなかった祖父母には、墓前添える線香しかないよ」


「……お前より辛いのは愛子だろう」
 

流夜が瞳を細めた。