朧咲夜ー真相ー【完】



「お前を潰すのは面倒そうだ。咲桜とは友達になってもすきになるな」


「……そういうのさ、いくら幼馴染の友達でも言わなくない? 非道すぎない?」


「あ?」
 

睨まれた。本気でご立腹のようだ。


「そんなに逢いたいんなら、さっさと逢いに行きなよ。流夜はもう教師辞めたんだしさ」


「………」
 

この手の話になると、流夜は立場が弱くなる。


「お前も大概面倒くさいよね。僕が咲桜ちゃんだったら流夜なんてとっくに見捨ててるよ」


「………」
 

壁に手をついて項垂れてしまった。


咲桜ネタではガチで落ち込んでくれるので本当に面白い。