「うん?」 「こっち来て。あ、夜々さん、調子悪くなったらすぐ呼んでね?」 「はーい。ごゆっくり」 咲桜に腕を引かれて階段を上る。 夜々子は「ご飯の用意しておくわねー」と手を振って見送って来た。 咲桜の部屋に入って、どうぞとラグに座らされた。 「昨日はすみませんでしたっ」 土下座された。 「このタイミングというか、い、一緒に暮らし始めてすぐに帰らないとか申し訳ありませんっ」 咲桜は顔を伏せたまま続けている。 流夜はクスリと笑って、咲桜の頭を撫でた。