「い、今のはどなただ……?」
誰に訊くともなしに呟いた旭葵に、吹雪が答えた。
「僕の叔母だよ。警視庁所属で、警視庁時代の在義さんの相棒。流夜と咲桜のお見合い仕掛けた張本人。愛称は『歩く地雷原』」
「お、おお……? なんか迫力ある肩書だな……」
旭葵が、紹介だけで負けていた。
「旭葵は巻き込まれ体質みたいだから、マナちゃんには関わらないことを勧めるよ。絆ちゃんは仕事柄、仕方なしにしてもね」
「……俺ってそういう体質なのか?」
「流夜に関わっちゃってる時点で色々巻き込まれてるよ?」
「わたし、春芽さんのことは知ってたけどあんな台風みたいな人だったんだ……」
吹雪の助言で、ダメージを受ける旭葵と絆だった。



