「それ以上のことをもらったの。マナさんのおかげで、私、大すきな人に逢えた。マナさんが、在義父さんの部下でいてくれたから、私には夜々さん以外にもお母さんが出来た。マナさん、いてくれて、ありがとうございます。マナさんが私の傍にいてくれて、本当に私、幸せです」
「まあ――愛子が企んでなきゃ、俺が咲桜に逢うのももっと遅かったかもしれないしな」
流夜が隣に咲桜の隣に立つと、咲桜の嬉しそうな顔が更に色づく。
「減らず口ねー流夜くんは」
「おかげさまで。でも愛子、お前の企みには正直に言って、今まで受けた被害諸々を帳消しにしていいくらいには、感謝している」
「……今のが流夜くんの最大のデレなのよね。いいわ。帳消しにしといてもらいましょうか。これからもっと色々面倒かけてあげるから」
「マナちゃん」
と、吹雪が愛子の肩を引いた。



