+ 二人の結婚式では、流夜、降渡、吹雪の三人は遙音の養父である龍生とともに遙音の親族席へ、咲桜は学友たちと笑満の方へ、と決まった、 「また悔しいか?」 夜、寝る前にリビングのソファで隣り合っていると、流夜が言った。 「何が?」 「咲桜、泣いただろ。笑満が遙音と付き合いだしてから」 「? そんなことあっ……………………」 あ。 「…………たね………」 咲桜、消え入りたくなった。