龍生に呆れられた。


反論のしようがない。


生家の華取も、育った華取も、俺が望んだ家族の華取も。
 

……まあ、それが俺ということで。
 

兄さん。願いに応えられなくてごめん。血は繋がっていく。俺が望んでしまったから。


でも、『呪術家・華取』は終わらせるよ。
 

それだけは、約定しよう。
 

だって、今の俺の家族を見てくれ。


どこにでもいる、普通の家族だろう?