紅「幸せです。」

満面の笑みで言った。

母「分かったわよ、離婚するわ。葵、引っ越す準備して。」

葵「私は、この家に居たい。お父さんと紅音がいる家に。」

母「……もう何なのよ!?全部アンタのせいよ!!」

そう言うとお母さんは、私に向かって右手を振り上げた。

……私は、逃げるつもりは無く、目をつぶった。

だけど、衝撃は来なかった。