赤髪少女の恋唄


葵「美味しかった……。でも、辛かった。紅音がそこに居たの。楽しそうに友達と笑ってた。」

うん、笑っていたんだ。

母「そう、またカツカレー作るわ。だから、今日は休みなさい。」

葵「その前にステーキ作ってよ。……私、久しぶりに紅音の笑顔見て、目が覚めた。」

母「葵?どうして紅音のことなんか気にするのよ。」

葵「お母さん、私達が紅音の笑顔、奪ってたんだよ。」

私が、紅音の笑顔を奪った。

自由を奪われたストレスのはけ口で、紅音に酷いことを言った。

酷いことを言われてるのに、紅音は何も言わなかった。だから、止められなかったんだ。

……紅音の笑顔を奪ったことにも気づかずに。